雷
西日本産業
おはようございます。オーナーズデスクの秋重です。
最近、ヒグラシの声がよく聞こえるようになり、秋の訪れを感じるとともに、この夏の暑さから解放されると思うとホットするが、しばらくは、暑さが続くようである。
今年の夏は、雷が特に増えているように感じた。やはり、主要都市の雷発生日数は、この四半世紀で16%増えたという。温暖化が進んだ結果、空気が暖められて上昇気流となり、雷を起こす積乱雲ができやすくなった。
都市部では温暖化に加えて、周囲よりも気温が高まるヒートアイランド現象による影響も大きいという。地表面がコンクリートやアスファルトなど覆われている面積が広く、地表面付近の温度が高くなりやすいとのこと。暖められた空気は上昇気流となり、積乱雲に発達する。
国内においても落雷による停電、火災が相次いで発生し、増え続ける雷の被害は甚大であり、25年4月、奈良市で発生した落雷によって中高生6人が病院に搬送された。被害を防ぐために気象庁が出す「雷注意報」などが必要になるが、事故があった奈良の場合も雷注意報が出ていたという。
落雷による人や物への被害も急増し、保険金の支払い金額も増加傾向にあるという。雷によって建物被害や瞬間的に電圧が高まって家電製品が故障する被害も起きている。22年度の保険金支払金額は147億円を超え、09年度に比べて6倍以上になったという。
雷を意図的に誘発させ、被害を防ぐための研究開発も進んでいるという。
一日も早く、雷からの被害を防げる日が来るのを望む今日この頃である。
次は大石さんです。 よろしくお願いします。