建築家 倉掛 健寛からのメッセージ

くるめくらす 2024.09.27

くるめくらすとは

久留米地域は豊かな自然に恵まれ、福岡市内から近く、産業・文化の発展を支えてきた筑後地方に位置します。当地には久留米絣、大川の家具・大川組子、筑後地方の広大な山林による木材、水が豊富にあります。自然と文化の地域資源を大切にし、建物に活かすことにより、地球規模での環境配慮(SDGs)に貢献します。

地域産業文化を活かした「ものづくり」は、くるめくらすプロジェクトによって、心地よく生活できる久留米の地と融合することができました。例えば住戸は、3面方位に開放された窓から180度景色を見渡すことができ、耳納連山の自然や四季の変化を感じることができます。内外装材には木材を使用しており、木の温もりに触れ、ここで培われた自然と文化に触れながら暮らすことができます。便利で人工的な世の中になっても、人間の「見る、聴く、味わう、嗅ぐ、皮膚で感じる」という自然の暮らし方が体や脳の疲れを和らげます。そのような五感を刺激する要素をちりばめた「久留米で暮らす“くるめくらす”」をつくっていきます。

 

Architect 倉掛設計事務所

代表取締役 倉掛 健寛